高齢化などにより廃業率が高まる中、地域での起業を促進するためには学生の頃からの起業意識の醸成が重要なことから、部会事業で初めての試みとして、経営者と将来的に起業を希望する和歌山の学生15名との交流会を開催した。

＜樫畑部会長による開会の挨拶＞

樫畑直尚部会長による開会挨拶の後、和歌山大学の田代優秋准教授と青年部の久保田善文会長によるトークセッションを行い、和歌山商工会議所の活動内容と和歌山大学のアントレプレナーシップ教育について理解を深めた。

＜パネルディスカッションの様子＞

その後、田代氏の進行のもとパネルディスカッションを開催した。パネラーの5名からは「創業・事業承継のきっかけ」などについてお話をいただいた。学生から「今まで経営者と会う機会などなく雲の上の存在と思っていたが、実際に話をしてみて、意外と身近な存在なんだと思えた。」「自分は起業志望で、早く起業するためにはどうすればいいか、という考えが今まで先行していたが、経営者の方と意見交換をする中で、そんなに焦ることは無いと余裕を持てるようになった。」といった感想が聞かれるなど、経営者と学生が積極的に交流した。

＜経営者と学生との交流の様子＞