今年の春闘では、昨年に引き続き、大手各社から大幅な賃上げの回答が示されました。
物価と賃金の好循環に向け、大変厳しい状況ですが、地方の中小企業・小規模事業者にも、その動きを広げていかなければなりません。
そのために重要なのは、原資確保のための「価格転嫁」と「生産性向上」です。
国や県に対して、強く支援を求めるとともに、当所としましても、新年度の重点事業として、会員企業の支援に努めてまいります。

　四月十三日。
いよいよ大阪・関西万博が開幕します。
チケット販売状況や工事の進捗など、依然、ネガティブな情報が多く出ておりますが、観光、ビジネスなど、我々、和歌山にとっては大きなチャンスです。
ぜひ、皆さん、一度と言わず、二度、三度と、万博に足を運んでください。
当所では、四月三十日、五月一日に開催される「和歌山ウィーク」に会議所ブースを出展、また、六月十一日と十八日の二回、「会員バスツアー」を実施します。

　さて、当所では来年度も引き続き、中小企業・小規模事業者の持続的な成長に向けた自己変革への挑戦を後押しするため、各種事業を展開してまいりたいと考えております。
今後も役職員が一丸となり、会員事業所の皆様が事業を発展させられるよう全力で取り組んでまいりますので皆様方には、より一層のお力添えを賜りますと共に、引き続き、ご協力をお願い申し上げます。

令和７年３月２６日
和歌山商工会議所　会頭　竹田 純久