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(8/7)部会開催報告

    令和7年8月7日(木)に開催した部会について、下記のとおり報告します。
    1.日  時  令和7年8月7日(木)15:45~17:15
    2.場  所  和歌山商工会議所 4階 第1会議室
    3.参 加 者  部会長はじめ8名
    4.概  要
    <部 会>
    (1)令和8年度 和歌山県・和歌山市への要望事項(案)について
    ◇和歌山県への要望について
    ①調達における印刷要件のルールの徹底について
    ②最低制限価格制度について
    ③知的財産権の保護について
    <意見等>
    ・①の要望は自社設備を持っている業者しか受注ができない(限定的な)ものとして読み取れるが、設備を持っていなくても良い製品を安く提供できる業者なら、県(発注者)としても良いのでは?
    →金額が印刷業界としては適正価格ではないのが問題。印刷組合に加盟している約50社の多くが県の入札に参加しなくなっている。「設備を持った業者に限っている」という意味ではなく「自社設備に限る」ことで(悪質業者を排除し)広く入札に参加してもらいたい思い。
    ・①の要望と並行して②も継続して要望しており、既に制度は採用されているが、昨年、該当案件が448件もあったが、実際の対象は14件しかなかった。
    ・会議所の入札は下限があるが他はそうではない。先日も、ある業者が約20万で実際落札した業者は1万円台だった。でも落札業者は数をこなしているから利益を得ている。
    ・下請け業者泣かせなのでは? 品質は悪くないのか?
    →今はそうした下請けへの波及はないと思う。ネット印刷のみなので。また品質はそれなりに保たれているが、デザインは進化していない。去年とほぼ同じだったり。
    ・今回3つとも継続要望だが、県も知事が代わったので継続で要望して県の様子を伺いたい。
    ・毎年同じような意見が出て同じようなことをやっている。少し方向を変えて別のやり方は?
    →①の要望は、方向性を変えたがダメだった。組合でも色々取り組んでいるが、正直、問題のある業者が組合に入っている人だったりするので難しい。しかし、元々は「自社印刷」という縛りがなかったことを考えると、少しずつよくなってきている
    ・ところで入札条件には、県内に工場、事務所があるということは入っているのか?
    そもそも、県は和歌山の税金は和歌山の企業に還元しようとして制約をかけているのか?
    それとも、大事な県民のお金なので少しでも安く発注したいと思っており、周りから批判されないように、とりあえず県内に工場があることとしているのか、県の考え方がわからない。
    →県内というより一番は市内。結局、事業所数で広げていく。少なければ、近畿とか全国など。どの入札も市内・県内を優先している。
    ・今回も継続させてもらおうと思うが、ご指摘のとおり、目線を変えていく必要もあると思う。その件は次回に向け検討していきたいと思う。今回の県要望はこれで進めてよろしいか。
    ⇒ 上記、部会長が一部修正することを含め、県要望は3点とも「継続」として承認された。
    ◇和歌山市への要望について
    ①木製品など地場産業の魅力発信に向けた取り組みについて
    ・今後、JR和歌山駅周辺で再開発事業があるようなので、今回継続要望の文言に追記した。
    ・場所はいいところで駅近。PR次第かなと思う。駅降りたらすぐで屋根あり。でも人がいない。
    ・駅から降りてそこから先がない。先に流れるような仕掛けを作れたら。
    ・トイレがひどい。和歌山市の玄関(顔)なのに。トイレは万人が使う。駅を出てすぐ下に降りて右側のところ。外からのお客さんに駅前のトイレと紹介できない。匂いもするし、鏡も黒い模様が出ており使用禁止と書かれている。とても紹介できない。
    ・トイレ問題は絶対一番大事。綺麗にしてほしいと思う人が多い。
    ・企業さんで最初に手を入れるのがトイレ。昔からトイレは社長自身が掃除するところも多い。
    ・わかちか広場のあり方として、最たるものだし、もしかすると、豪華で綺麗なトイレなら人が集まるかもしれない。大阪の地下鉄も以前より綺麗になった。みんな使うようになると、綺麗に維持してもらえると思う。
    ⇒ 「トイレの美化」を追記し、文言は部会長と事務局で調整することで市要望は承認された。
    以上で議事を終了し、繊維工業部会との合同勉強会へ参画した。
    勉強会では、事業者が新たな販売促進を目的に手軽に輸出を始めることができるよう「越境EC「ZenPlus」」について、説明があった。システム概要や使い方などについて事例を交えた説明で、簡易で安価に始められる内容であったため、参加者は内容について熱心に聴講していた。