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会頭就任のご挨拶

~変革と創造へのサポート~

    令和4年11月1日開催の「臨時議員総会」に於きまして、和歌山商工会議所会頭に選任いただき、第十九代会頭に就任いたしました 竹田 純久でございます。会頭としての責任の重さに改めて身の引き締まる思いです。
    さて、コロナ禍もようやく出口が見えつつあり、経済社会活動が少しずつ正常化に向けて動き出していますが、主要国の金融引き締めや物価上昇、供給面での制約など安心できない局面が続いています。また、世界的なインフレ、ロシアによるウクライナ侵攻や米中対立などの地政学的リスク、地球環境問題など、私たちを取り巻く情勢は一層目まぐるしく変化することが予想され、まさに激動の真っただ中にあります。
    こうした状況の中、和歌山商工会議所には、地域商工業の活性化を図るとともに、「魅力あふれる地域」づくりに貢献することが求められています。コロナと共存するという意味でのゴールが見えてきた現状において、商工会議所が取り組むべき喫緊の課題は事業の再建をキメ細やかに支援することです。業績が回復していない事業者の方々が安定した経営を取り戻せるよう、丁寧な伴走支援に取り組みます。
    また、民間の挑戦を後押しすることは商工会議所の重要な役割であります。「デジタル化による生産性向上」、「事業再構築」、「事業承継」など、中小企業・小規模事業者が持ち前の自己変革力を最大限発揮できるよう、これらの取組をサポートし、新たな成長支援に繋げていきます。
    併せて、全ての事業者が共に成長し、取引先と持続的な共存共栄関係を構築できるよう、「取引価格の適正化」に関する取組「パートナーシップ構築宣言」をなお一層広げてまいります。
    さらに、魅力ある地域づくり「ポストコロナを見据えた観光の再生・地域活力の強化」です。和歌山商工会議所が地産地消を推進する「ふるさと愛運動」、街なかの魅力を相乗的に高める大規模イベント等「MICE(マイス)」の誘致、次世代交通サービス「MaaS(マース)」の導入、さらには「2025年大阪・関西万博」の経済波及効果を取り込むのための機運醸成活動を積極展開します。
    パンデミック以来、たびたび和歌山県のコロナ対策、防災対策がメディアで全国に大きくアピールされています。今が、和歌山に住んでワーケーションやテレワークという流れを拡大するチャンスです。県や市と連携して和歌山の魅力発信に取り組んでまいります。
    時代は停滞から変革への転換期にあります。企業の自己変革力を育て、地域の成長力を強化し、「豊かな社会を創造」するため、会頭として、より一層のリーダーシップを発揮してまいりますとともに、会員企業の皆様におかれましては、商工会議所の活動に格別のご理解とご支援をお願い申し上げまして、会頭就任にあたってのご挨拶といたします。

令和4年11月1日

和歌山商工会議所

会頭 竹田 純久