活動報告
(2023.02.08)新春経済講演会を開催
会員事業所から110人参加のもと毎年恒例の「新春経済講演会」を開催しました。
本講演会は、各分野に精通された方を講師にお招きし、“時宜を得た経済や社会動向等に関する講話を聴講いただき、会員事業所の更なる事業展開に繋げていただくこと”を目的に実施しているもので、今回は政治ジャーナリスト 田﨑 史郎 氏を講師に迎え、『今後の政治と経済の動向～報道から見たこれからの日本の姿』と題して講演いただきました。
始めに、自身が政治ジャーナリストとしてどのように人脈を築いてきたのかを語った後、今後の岸田内閣の経済政策について説明しました。
「特に、今年注力して行うのが、①防衛費の強化、②異次元の少子化対策である。現在、日本は消費エネルギーの９割を輸入に頼る状態であるが、円安など海外の影響を受けやすい。そのため、日本の経常収支はどんどん悪化しており、安全保障を大前提に原発を活用したエネルギー政策の大転換を実行する方向である。少子化対策について、日本は長年取り組んできたが2021年の合計特殊出生率が1.30となり、人口がようやく維持される2.07を大きく下回っている。国力の衰退は人口減が要因となるため、インフレ率より高い賃上げの実現により生活水準を向上させるとともに、児童手当を含む子育て支援の拡充などにより課題を克服するシナリオを書いている。」
最後に、「政治は、政策ではなく人間関係。それは社会全体の縮図でありいずれ『人を動かす力』につながっていく。私はこれからも政治を通して人間観察をしていきたい。」と締めくくり終了しました。
